「サウナハットって本当に効果があるの?」「タオルを巻くのと何が違う?」。そう感じている方は少なくありません。

結論から言うと、サウナハットの効果は「頭部の温度上昇を抑えること」です。SAUNA NOVAがサーモグラフィで検証したところ、何もかぶらない場合の頭皮の表面温度は約68.9℃。3層構造のサウナハットをかぶった場合は約42.3℃で、約27℃の差が出ました。

この記事では、実験データをもとに、サウナハットの5つの効果、「効果ない」と言われる理由、効果を引き出す使い方までまとめます。

この記事の結論

  • サウナハットの効果は、のぼせにくさ、髪の保護、頭皮の乾燥対策、顔・耳の熱さの軽減、集中しやすさの5つ
  • 実験では、何もかぶらない場合と比べて頭皮の表面温度に最大約27℃の差が出た
  • タオルを巻くだけでも約9℃下がるが、素材と構造によって効果には大きな差がある
  • 濡れたまま使う、浅くかぶるといった使い方では効果を感じにくい

サウナハットの効果は?結論:頭部の温度上昇を抑えること

サウナ施設に並べた3色のサウナハット

サウナハットの役割はシンプルで、サウナ室の熱が頭に伝わるのを遅らせることです。のぼせにくさも、髪や頭皮の保護も、すべてこの「断熱」から生まれます。

サウナハットとは

サウナハットは、サウナ室の中でかぶる専用の帽子です。普段使いの帽子との違いは、熱を通しにくい素材や構造でつくられていること、そして汗や蒸気で濡れる前提で設計されていることです。

素材はウールフェルト、タオル地、中綿入りのポリエステルなどがあり、断熱性や乾きやすさがそれぞれ異なります。

なぜ頭を守る必要があるのか

理由は、サウナ室の中で頭がもっとも熱を受けやすい場所にあるからです。

熱い空気は上にたまるため、サウナ室は天井に近いほど高温になります。座った姿勢では頭がいちばん高い位置に来るので、体の中で最初に熱くなります。

さらに、体はタオルやサウナマットで覆えますが、髪と頭皮は何もしなければむき出しのままです。髪はケラチンというたんぱく質でできており、熱と乾燥が重なるとパサつきやすくなります。

サウナハットの5つの効果

サウナハットの効果は、のぼせにくさ、髪の保護、頭皮の乾燥対策、顔・耳の熱さの軽減、集中しやすさの5つです。順に見ていきます。

①のぼせにくくなる

サウナハットをかぶると頭部の温度上昇がゆるやかになり、のぼせにくさにつながります。

「体はまだ温まりきっていないのに、頭が熱くて出てしまう」という経験はないでしょうか。頭だけが先に熱くなるのを抑えられれば、体が温まるまで落ち着いて座っていられます。

ただし、ハットは無理を可能にする道具ではありません。気分が悪くなったら、すぐにサウナ室を出てください。

②髪のパサつき・色落ちを抑える

高温で乾いた空気は、髪の水分を奪います。サウナハットで髪全体を覆えば、熱と乾燥に直接さらされる時間を減らせます。

とくにカラーやパーマをしている髪は、ダメージを受けやすい状態です。色持ちや手触りが気になる方ほど、ハットの恩恵を感じやすくなります。

③頭皮の乾燥を防ぐ

サウナでは汗と一緒に皮脂も流れ、頭皮が乾きやすくなります。ハットで熱の当たり方をやわらげることで、乾燥によるかゆみやつっぱり感の対策になります。

④顔・耳の熱さと乾燥をやわらげる

深めにかぶれば、耳やおでこまで熱から守れます。耳は皮膚が薄く、サウナ室で「痛い」と感じやすい場所です。

今回の実験では、顔の表面温度にも差が出ました。何もかぶらない場合は約68℃、SAUNA NOVAのハットをかぶった場合は約41℃でした。

⑤視界を遮り、サウナに集中できる

サウナハットを目深にかぶり視界を遮っている様子

ハットを目深にかぶると視界が狭まり、周りの人の動きやテレビが気にならなくなります。自分の呼吸や体の感覚に意識を向けやすくなるのも、愛用者が多い理由のひとつです。

このほか、額から流れる汗をハットが受け止めるので、汗が目に入りにくいという利点もあります。

【実験】サウナハットの効果をサーモグラフィで検証

何もかぶらない場合と比べて、サウナハットをかぶると頭皮の表面温度は約9〜27℃低くなりました。差がもっとも大きかったのは、3層構造のSAUNA NOVAです。

実験条件

項目 内容
サウナ室の温度 約110℃
滞在時間 6分
開始時の表面温度 25℃に統一
測定方法 サーモグラフィ(FLIR製)で撮影。退室後5秒以内に、ハットを外した直後の表面温度を測定
測定箇所 頭皮、顔
被験者 1名(同じ被験者がすべての条件を測定)

同じ被験者1名が、タオル地、ウール、SAUNA NOVA(Vaceous Sauna Hat Ver.3)の3種類のサウナハットをかぶり比べました。体格や髪の量による差が出ないよう、被験者を固定しています。比較の基準として、何もかぶらない場合と、タオルを頭に巻いた場合も同じ条件で測定しました。

結果:頭皮の表面温度に最大約27℃の差

条件 頭皮の表面温度 何もかぶらない場合との差 顔の表面温度
何もかぶらない 68.9℃ - 約68℃
タオルを頭に巻く 60℃ 約−9℃ 57℃
サウナハット(タオル地) 58℃ 約−11℃ 53℃
サウナハット(ウール) 60℃ 約−9℃ 60℃
サウナハット(SAUNA NOVA Ver.3) 42.3℃ 約−27℃ 41℃

サウナハットの有無と素材による表面温度の比較(サーモグラフィ画像)

何もかぶらない場合、頭皮の表面は6分で25℃から68.9℃まで上がりました。何かをかぶるだけで約9℃以上下がり、SAUNA NOVAでは42.3℃にとどまっています。

なお、この実験で測ったのは皮膚の表面温度です。体の深部の温度や、のぼせの起こりやすさを直接測ったものではありません。

タオルを巻くのと効果はどう違う?

タオルを巻くだけでも、何もかぶらないより頭皮は約9℃低くなりました。ハットを忘れた日は、タオルを巻く意味が十分にあります。

一方、SAUNA NOVAとの差は18℃ありました。タオルは汗や蒸気を吸って濡れやすく、濡れるほど熱を伝えやすくなります。セットを重ねるほど、この差は開きやすくなります。

素材によって効果はどれくらい変わる?

サウナハット同士でも、頭皮温度には最大18℃の開きがありました。タオル地は58℃、ウールは60℃、中綿入りのSAUNA NOVAは42℃です。

「サウナハットならどれも同じ」ではなく、素材と構造で断熱性は大きく変わります。ただし今回は、被験者1名、各素材1製品ずつの比較です。厚みや織り方が違えば、結果も変わる点にはご注意ください。

「サウナハットは効果ない・意味ない」と言われる4つの理由

「かぶってみたけれど違いがわからなかった」という声の多くは、使い方か素材選びに原因があります。よくある理由は次の4つです。

濡れたまま使っている

見落とされがちな原因がこれです。水は空気よりもはるかに熱を伝えやすい性質があります。

ハットが断熱できるのは、繊維の間に空気を抱えているからです。汗や水で濡れるとその空気が水に置き換わり、熱が頭に伝わりやすくなります。2セット目以降に「むしろ熱い」と感じるのは、このためです。

浅くかぶっている・サイズが合っていない

サウナハットのつばを両手で引き下げて深くかぶる様子

耳や襟足の髪が出ていると、そこから熱を受けてしまいます。頭にちょこんと乗せるだけでは、守れる範囲がごくわずかです。

断熱性の低い素材を選んでいる

薄手の生地1枚のハットは、断熱よりも汗の吸収やデザインを重視したものです。実験でも、製品によって頭皮温度に最大18℃の差がありました。

短時間・低温のサウナで使っている

数分で出る場合や、60℃前後の低温サウナ、ミストサウナでは、そもそも頭部の温度が上がりにくく、差を感じにくくなります。今回の実験は約110℃の高温サウナで行ったものです。

裏を返せば、高温のサウナにしっかり入る人ほど、ハットの効果を実感しやすいと言えます。

素材別の効果比較

SAUNA NOVA・タオル生地・ウール生地のサウナハット比較表

断熱性を優先するなら中綿入り、風合いならウール、手軽さならタオル地が目安です。素材ごとの特徴を、今回の実験結果とあわせて整理します。

素材 断熱の仕組み 乾きやすさ お手入れ 実験での頭皮温度
ウール・フェルト 繊維が空気を含む。厚みで性能が変わる 乾きにくい 手洗いが基本。型崩れに注意 60℃
タオル地(コットン) パイルが空気を含む。濡れると断熱性が落ちやすい 普通 洗濯機で洗えるものが多い 58℃
ポリエステル+中綿 中綿の空気層で断熱。表地自体の断熱性は高くない 乾きやすい 洗濯機で洗えるものが多い 42℃(SAUNA NOVA Ver.3)
参考:タオルを巻く 薄く、濡れやすい 普通 洗濯機 60℃

選ぶときは、素材名だけでなく「空気の層をどれだけ確保できる構造か」と「濡れても性能が落ちにくいか」を見るのがポイントです。

サウナハットの効果を高める正しい使い方

効果を引き出すコツは、深くかぶる、髪をすべて入れる、乾いた状態で使う、の3つです。

耳が隠れるまで深くかぶる

耳と目元まで隠れる深さでサウナハットをかぶった様子

目安は、耳がすっぽり隠れる深さです。守れる範囲が広がるほど、頭と顔まわりの熱さがやわらぎます。視界が遮られるので、集中しやすさも高まります。

髪をすべてハットの中に入れる

ハットから出ている髪は、熱と乾燥をそのまま受けます。ロングヘアの方は、お団子など高めの位置でまとめてからかぶると、毛先まで収まります。

濡らす?濡らさない?

基本は、乾いた状態でかぶるのがおすすめです。濡れた生地は熱を伝えやすく、サウナ室で温まった水分が頭を蒸してしまうためです。

「冷水で濡らすとひんやりして気持ちいい」という使い方もありますが、冷たさは長くは続きません。水風呂のあとは軽く絞るか、タオルで水気を取ってから次のセットに入りましょう。

水風呂・外気浴ではどうする?

水風呂ではハットを外すのがマナーです。浴槽にハットをつけるのは避けてください。

外気浴中はかぶったままでも、外しても構いません。冬場はかぶっておくと、頭の冷えすぎを防げます。

サウナハットのデメリットと注意点

裏返して壁のフックに掛けて乾かしているサウナハット

デメリットは、洗濯の手間と、使えない施設があることの2点です。どちらも選び方と事前確認でカバーできます。

洗濯・においのケアが必要

ハットは毎回、汗と皮脂を吸います。濡れたままバッグに入れておくと、雑菌が増えてにおいの原因になります。

使ったらその日のうちに洗うか、しっかり乾かしましょう。ウールやフェルトは手洗いが基本なので、手間を減らしたい方は洗濯機で洗える素材が向いています。お手入れの詳細は商品取り扱いガイドもご覧ください。

サウナハット禁止の施設もある

一部の施設では、衛生管理や繊維の落下を理由に、サウナハットの持ち込みを禁止しています。初めて行く施設では、公式サイトや館内表示でルールを確認してください。

「かぶるとはげる」は本当?

サウナハットをかぶること自体が薄毛の原因になるという根拠は、確認されていません。ハットはむしろ、頭皮を熱と乾燥から守るためのものです。

気をつけたいのは衛生面です。汗を吸ったハットを洗わずに使い続けると、頭皮のかゆみやにおいにつながることがあります。

効果で選ぶならSAUNA NOVA

SAUNA NOVAのサウナハットをかぶる男女

今回の実験で頭皮温度をもっとも低く抑えたのが、SAUNA NOVAのサウナハットです。定番のVer.3と、中綿を2倍にした上位モデルのPROがあり、どちらも役割の違う3つの層を重ねた構造です。

実験で使用したのは、定番モデルのVer.3です。中綿が2倍のPROは、今回の実験では測定していません。

断熱性の理由は3層構造

外層・中綿・3Dメッシュからなるサウナハットの3層構造

層 素材 役割
外層 撥水加工のポリエステル 蒸気や水滴をはじき、濡れによる断熱性の低下を防ぐ
中層 3M™ シンサレート™ 高機能中綿 細かな繊維が空気をため込み、熱を伝えにくくする
内層 3Dメッシュ 汗を逃がし、蒸れとべたつきを抑える

「効果ない」と感じる原因になりやすい濡れに、撥水の外層で対応しているのが特徴です。洗濯機で丸洗いでき、乾きも速いので、毎回洗って清潔に使えます。

Ver.3とPROの違い

Vaceous Sauna Hat PROとVer.3の着用サイズ比較

違いは、中綿の量とサイズです。PROは中綿が2倍で、ひと回り深く大きいつくりになっています。

Vaceous Sauna Hat Ver.3 Vaceous Sauna Hat PRO
価格(税込) 7,920円 11,000円
中綿 3M™ シンサレート™ 3M™ シンサレート™(Ver.3の2倍)
高さ 25cm 約28cm
頭囲 58cm 約62cm
重さ 85g 軽量設計
乾くまでの目安 約2時間 約2〜3時間
カラー 5色 4色
洗濯機 可 可

Ver.3がおすすめの人

Vaceous Sauna Hat Ver.3 ブラック

  • 初めてサウナハットを買う方
  • 軽さと持ち運びやすさを重視する方
  • 一般的な温度のサウナに、ほどよい深さでかぶりたい方

PROがおすすめの人

Vaceous Sauna Hat PRO ブラック

  • 高温サウナやロウリュ、上段をよく利用する方
  • 目や耳、後頭部まで深く覆いたい方
  • 髪が長い方、頭囲が大きめの方

どちらも、公式サイトでの購入には30日間の全額返金保証がつきます。

サウナハットの効果に関するよくある質問

折りたたんで手のひらに収まるサウナハット

タオルで代用できますか?

代用できます。実験では、タオルを巻くだけで頭皮の表面温度が約9℃下がりました。ただし濡れやすく、断熱性の高いハットとは18℃の差がありました。サウナに通う頻度が高い方は、専用のハットがおすすめです。

サウナハットは濡らして使ったほうがいいですか?

乾いた状態で使うのがおすすめです。濡れた生地は熱を伝えやすく、断熱の効果が下がります。

岩盤浴や低温サウナでも効果はありますか?

温度が低いぶん、高温サウナほどの差は感じにくくなります。ただ、長時間入ると髪は乾燥しやすいので、髪のパサつきが気になる方には意味があります。

ロングヘアでもかぶれますか?

かぶれます。高めの位置でまとめてから、髪をすべてハットの中に入れてください。深さのあるハットを選ぶと収まりやすくなります。

毎回洗ったほうがいいですか?

洗濯機で洗える素材は、毎回洗うのがおすすめです。ウールやフェルトは洗いすぎると型崩れするため、使用後によく乾かし、汚れやにおいが気になったら手洗いしてください。

サウナ初心者がかぶるのは恥ずかしくないですか?

気にする必要はありません。サウナハットは上級者の印ではなく、頭を熱から守るための道具です。熱さに慣れていない初心者こそ、効果を感じやすいアイテムです。

まとめ

サウナハットをかぶってくつろぐ2人

サウナハットの効果は、頭部の温度上昇を抑えることです。そこから、のぼせにくさ、髪と頭皮の保護、顔・耳の熱さの軽減、集中しやすさという5つの効果が生まれます。

サーモグラフィ実験では、何もかぶらない場合と比べて、頭皮の表面温度に最大約27℃の差が出ました。タオルを巻くだけでも意味はありますが、素材と構造によって効果には大きな差があります。

「効果ない」と感じたことがある方は、乾いた状態で、耳が隠れるまで深くかぶるところから試してみてください。

断熱性で選ぶなら、3層構造のSAUNA NOVAもぜひ候補に入れてみてください。